焼肉店のこだわり
2021.06.21 | 未分類
いつもお読みくださりありがとうございます。
私が思うお肉について今日も少しばかりお話ししようかと思います。
以前お話しした内容とかぶる部分もあろうかと思いますがそこはご容赦をお願いいたします。
当店で取り扱っているお肉は様々な部位があります、部位ごとにお客様の好みの違いはあっても当店の基準にそはないものはお客様にお出しすることはありません。
全般に言えることは国産の黒毛和牛でA4ランク以上という大まかな決め事はありますがその中でも良し悪しがあります。
専門用語的に言うと『4上』(ヨンカミ)と言います、これはA4ランクの中でも上ですよと言う意味です。
また部位ごとの特徴的に焼肉に向かない商品もありますがそのような部位は煮込み料理に使用したり出汁にしたりします。
仕入した食材を余すことなく使用しお客様の『美味しい』を引き出すことが職人の腕の見せ所ではないでしょうか?
また焼き方に一工夫が必要なものはお客様にもご案内をいたしておりますが、とりわけ質問が多いのが『赤身ロース』と『焼きしゃぶ』の(さっと炙る程度に焼いてお召し上がりください)と言う所。
両者とも同じ焼き方ではあるのですが目的が大きく異なります。
『赤身ロース』に使用している部位は別名『トンビ』とも『トウガラシ』とも言われている腕の付け根、肩甲骨付近のお肉になりますが、トウガラシは水分量が多いため、焼きすぎるとパサパサになってしまいます。
対して『焼きしゃぶ』に使われている部位は『ネック』と言う牛の首のお肉になります。
この部位は煮込み料理にすると美味しくいただける部位なのですがそのまま焼肉の部位としては硬くて食べれる方を限定してしまいます。ですが、よく動かす部位でもありますのでしっかりとした旨味が感じられる素晴らしい部位になります。私が煮込みだとその美味しさが失われるというか感じられにくくなると思い、なんとか美味しくいただけないかと考えたのが『焼きしゃぶ』なのです。
薄くスライスしてさっと炙ることで硬さを感じさせずに美味しくいただける商品になりました。
このように同じ焼き方でもその目的が違うことが伝わりましたでしょうか。
お客様も当店にお越しの際にはこのこだわりの焼肉でぜひ幸せな時間をお過ごしくださいませ。
美味しさから広がる幸せを皆様に