焼肉通は知っている『ロース』

2019.09.29 | 未分類

いつもお読みくださりありがとうございます。

今回は『ロース』についてお話をしようと思います。

お客様はロースを注文されることは多いでしょうか?

ロースは注文されても量は多くないのではないでしょうか、しかしながらロースは世界的に見ても一番消費されている部位ではないかと思います。

一口にロースと言っても様々な部位がありサーロインやリブロース、肩ロースなどが代表ではないでしょうか。それぞれ肉質が違い、美味しさも違いどこが良いとは言いにくいと思います。

私の幸楽苑では国産黒毛和牛のA4ランク肩ロースを使用していますがそれは肉質もですが様々な部位が取れるので小分けにしてそれぞれ部位ごとに提供しています。中でも『ザブトン』と呼ばれるところなんかは特に希少部位として扱われ肉質が柔らかなのにしっかりと赤身の美味しさも味わえるロースとカルビの中間の味わいになります。なんとも贅沢な幸せになれる特選ロースです。

また関西関東とお肉の規格が少々違い、ねじ切りと言われる首のお肉がない規格とねじ付きという首のお肉がつく規格があります。

当店はねじ付きで仕入て首のお肉は薄くスライスして『焼しゃぶ』にして提供させていただいています。

またリブロースなんかは肉質が均等で柔らかくよく焼肉店でも使用されるのですがそのリブロースの中にも実は特別に美味しい部分があります。

これを知っている方は本当に少ないのではないかと思います、焼肉店を営んでいる方でさえ知らない方もおられますので。

それは『三日月』と呼ばれるちょうど三日月の形をした部分になります。

昔から続く焼肉店様の中でリブロースをご使用されているお店なんかは知っていらっしゃいますが、若い方なんかはあまり知られないのではないでしょうか?

私もこの『三日月』はとても大好きで上品な甘さの中にほどける柔らかさはまさに贅沢の一言です。

幸楽苑でもこのリブロースをなんとかメニュー化をしたいと考えるほどです、いつかその時が来るのをお待ちくださいませ。

サーロインはサー(爵位)がつくほどの上質な部位になります。脂肪分が少なく、赤身本来の味が楽しめるのに柔らかい肉質が特徴です。

旨味という点ではサーロインはぎゅっと凝縮した味わいが私の意見です。なので焼肉よりはローストビーフやステーキがもっとも美味しいのではないでしょうか?

まだまだうんちくはつきませんが本日はこれまでにしておきたいと思います。

次回はホルモンについてお話したいと思います。

 

美味しさから広がる幸せを皆様に。